ふたご王子に恋をした
*ベタ的偶然!!
―放課後―
「じゃ!あたし先帰んね!」
「え?いっつもちんたら帰るのにそんな急いで帰宅とはめずらしいね。」
「バイトだよ!バ・イ・ト♪稼ぎに行ってくるぜ☆」
あたしはニヤリと笑って親指と人差し指で輪っかを作って千夏に見せた。
「がめついな~。そんな女子高生ヤダよ。」
「千夏もヒマだったら遊びおいでよ♪ケーキのひとつくらいならオゴるから。」
「マジ!?なら行こっかなー。」
あたしのバイト先は家の近くの洋菓子店。主にケーキを売ってるんだけど、クッキーとかの日持ちするお菓子も売ってる。
店の奥には買ったケーキを食べれるスペースがあって、よくオバサマ方や学校帰りの学生なんかがたまってる。
「お疲れ様でーす!」
「あら、麻衣ちゃん☆おかえりー♪」
厨房から顔を出したのは店長の薫ちゃんこと、森田薫(もりたかおる)
「今日は早いわねぇ!」
「授業終わってソッコーで来たからね!」
「さすが麻衣ちゃん!やる気があっていいわぁ~☆」
ひとつ言っておくと、薫ちゃんはれっきとした、男。
つまりいわゆる“オネェマン”
年齢不詳。
とりあえず、あたしが物心ついたときからこの店はあったし、薫ちゃんは働いていた。
一体何歳なんだろう…怖くて聞けない…。
「じゃ!あたし先帰んね!」
「え?いっつもちんたら帰るのにそんな急いで帰宅とはめずらしいね。」
「バイトだよ!バ・イ・ト♪稼ぎに行ってくるぜ☆」
あたしはニヤリと笑って親指と人差し指で輪っかを作って千夏に見せた。
「がめついな~。そんな女子高生ヤダよ。」
「千夏もヒマだったら遊びおいでよ♪ケーキのひとつくらいならオゴるから。」
「マジ!?なら行こっかなー。」
あたしのバイト先は家の近くの洋菓子店。主にケーキを売ってるんだけど、クッキーとかの日持ちするお菓子も売ってる。
店の奥には買ったケーキを食べれるスペースがあって、よくオバサマ方や学校帰りの学生なんかがたまってる。
「お疲れ様でーす!」
「あら、麻衣ちゃん☆おかえりー♪」
厨房から顔を出したのは店長の薫ちゃんこと、森田薫(もりたかおる)
「今日は早いわねぇ!」
「授業終わってソッコーで来たからね!」
「さすが麻衣ちゃん!やる気があっていいわぁ~☆」
ひとつ言っておくと、薫ちゃんはれっきとした、男。
つまりいわゆる“オネェマン”
年齢不詳。
とりあえず、あたしが物心ついたときからこの店はあったし、薫ちゃんは働いていた。
一体何歳なんだろう…怖くて聞けない…。