ふたご王子に恋をした
「トイレ!」
「へ?」
「トイレ貸して下さい!」
「あぁ、どうぞ。」
興奮してたらトイレ行きたくなっちゃったよ……
その場から立ち上がり、トイレに向かうと玄関のドアからガチャガチャと鍵をいじる音が聞こえた。
「……うわっ!!」
「よっ。」
ドアを開けたのは陽。
目の前に突然現われたあたしを見て、陽は今まで見たこともないくらい驚いていた。
ドッキリだったらいいリアクションだわ。
「…なんでお前がいんだよ。お前んち、となりだけど。」
「知ってるし。なんでここにいるかはアンタの兄貴に聞いたほうが早いと思う。」
「は?」
「あ、ヒナ☆おかえり。」
話し声が聞こえたのか旭が顔を出した。
「なんでコイツがいんの。」
「今ねー、麻衣の勉強会開いてたの。」
「……何それ。」
「麻衣の留年危機を必死で食い止めてるってカンジ?」
「んなことどーでもいいけど、勝手にウチに連れてくんなよ。他でやれ。」
うわぁ…言うと思ったけどさぁ…
相変わらず冷酷だな!
陽はあたしを見ることなく、靴を脱ぎ始める。
「へ?」
「トイレ貸して下さい!」
「あぁ、どうぞ。」
興奮してたらトイレ行きたくなっちゃったよ……
その場から立ち上がり、トイレに向かうと玄関のドアからガチャガチャと鍵をいじる音が聞こえた。
「……うわっ!!」
「よっ。」
ドアを開けたのは陽。
目の前に突然現われたあたしを見て、陽は今まで見たこともないくらい驚いていた。
ドッキリだったらいいリアクションだわ。
「…なんでお前がいんだよ。お前んち、となりだけど。」
「知ってるし。なんでここにいるかはアンタの兄貴に聞いたほうが早いと思う。」
「は?」
「あ、ヒナ☆おかえり。」
話し声が聞こえたのか旭が顔を出した。
「なんでコイツがいんの。」
「今ねー、麻衣の勉強会開いてたの。」
「……何それ。」
「麻衣の留年危機を必死で食い止めてるってカンジ?」
「んなことどーでもいいけど、勝手にウチに連れてくんなよ。他でやれ。」
うわぁ…言うと思ったけどさぁ…
相変わらず冷酷だな!
陽はあたしを見ることなく、靴を脱ぎ始める。