少年探偵室
「ごめん光……」

「まったくだ」


やはりその車にも運転手はいなかった。


「おら、さっさと寝ろ」

「いや」

「は?」

「光、私が寝たあと計画練るでしょ?私も練るから。」


光は雲英を見てため息をついた。

「わかった。机出せ」

「ひゃ~い」


さっき榊がやっていたようにイスを倒して雲英は机を引っ張り出した。

「んしょ」


「力ねーなー」

「仕方ないでしょ女子なんだから」

「おまえが喧嘩してるときの見て雲英が女だって思うヤツのほうがすくねぇよ」

「うっ……」

雲英はとてつもなく喧嘩が強い。
それは両親からの虐待に耐えるため鍛えた体のせいなのだが、光はそれをしらない。

「おら、考えるぞ」

「うん」



そして二人は計画を練ってから寝た。









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