天然水~2人の未来~

さりげない優しさを
私は何度、愛しいと
思ったんだろう?

優しくされるたびに
胸がドキッとして、
雅紀をまっすぐ
見れなくなる。


「マジ怖かった…
高すぎだしっ」

そう言う菜智の横で
笑っている祐希くん。

「なんで笑うのよ?」

菜智が少し
怒りぎみで言う。

「あの2人、
お似合いじゃん」

菜智と祐希くんを見て
雅紀は笑いながら
私に言った。

< 11 / 31 >

この作品をシェア

pagetop