天然水~2人の未来~

そのあと、
嫌がっている菜智を
無理矢理、連れて
絶叫系と呼ばれる
乗り物は全部乗った。


「もう無理…」

菜智が気分悪そうに
言った。

時計を見ると4時―


もうこんな時間かぁ。

お腹すいたと思った。
だって朝しか
ご飯食べてないんだし…

少なくとも私と雅紀は。

『お腹すかない?』

私の提案でご飯を
食べることになった。


「ご飯食べたら
お化け屋敷行こ♪」

楽しそうに言う菜智に

私を一瞬見て、
「いいよ!」と言う雅紀

やられた…

私、お化け屋敷が
苦手なの知ってるくせに

「菜智だって
ガマンしたんだからっ」

そう言われ無理矢理
連れていかれた。

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