天然水~2人の未来~

恥ずかしいけど、

でも、もっと近づきたい

『そっち行っていい?』

なんて大胆なことを
声に出していた。


「おいで」

そう言って
手を引っ張られ、

雅紀のひざの上に
乗せられた。


「逆だから。
こっち向いて」


無理っ


近づきたいって
思ったけど… でも、

でもでもでもっ

向かい合うなんて
恥ずかしいよ―


なのに、
こうゆうときに限って

雅紀は強引なんだよね。

抵抗できるのに

抵抗できなくて、
雅紀の思い通りにされる


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