Fortune


あたしはあの雨の日の

泣いたわけを話した…


真吾のことを…


凌くんはそっと
あたしの手を握ってくれた



「辛かったんだな…

俺は裏切ったりしないから



ちゃんと由菜の側にいるよ…」



凌くんの握ってくれた手の力は
だんだん強くなっていく



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