Fortune


凌くんの言う「好きだった人」


それはこの前言っていた「もう一人」


3年間一緒だった


4人の中の一人の女の子で


あたしと性格と容姿が似てるという…



「今好きなのは由菜
好きになったのは

ちゃんと由菜を見て好きになったよ

でも知らぬ間に由菜を

千歩と重ね合わせてる自分がいた…」


あたしはあいづちもせず
ただただ凌くんの話を聞いていた



< 194 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop