Fortune


あたしはずっと二人を見ていた

これは明らかに友達じゃない…


「あれ?由菜じゃんどうしたの?」

真吾はあたしに気づいた

何もなかったように
あたしに接してくる



「おい?何黙ってんだよ」


真吾はあたしの顔を覗き込む


「キスしてた…?」


「あぁ、見たんだ」


真吾はありえないくらい開き直っていた



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