Fortune


いつの間にかあたしは自然に

凌くんに体を預けていた



凌くんはあたしが泣いている間
黙ってただ抱きしめてくれていた


雨で濡れて冷たくなった
あたしの体と反対に


凌くんの胸の中は温かくて…


なぜか素直に甘えられた




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