kirakira*magic




神楽くんの声で我に返り、


「あ、着替えたよ」


そういってカーテンをあけた瞬間。



「…瑠菜ちゃ」


顔を真っ赤に染め、まじまじ私を見る神楽くん。


なんだか恥ずかしくなって、もう一度カーテンを閉めると


「え、ちょ…待って出てきてよ!ほら靴も持ってきたから。」



カーテンを開け、足元をみるとキラキララインストーンがたくさん付いているミュール。



「…サイズぴったしだ。」


ニコッと笑い、

「さ、早く行こう!」



私の手をひき、店を出ようとする。


「え、待って服代払ってない!」



「これは、俺のおごり!」



そう言って、そのまま店を出た。





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