kirakira*magic
すると神楽くんの足が、ピタッと止まる。
「いいじゃん!誤解されても。…俺、迷惑じゃないよ?」
ここでさらっと一発爽やかスマイル。
きゅーん。
神様…やっぱり私の心臓持ちそうにないです!
「―…ねえねえ、そこのカップルさん?」
振り向くと、
そこには容姿端麗スタイル抜群な女の人が立っていた。
「姉ちゃん!」
「…神楽くんのお姉さん?」
――姉弟そろって美男美女だなあ。
なんて感心してると
「はじめまして。翔の姉の神楽彩です。あ、ちなみにスタイリストやってるの。また、会える機会あるかもね!」
じゃっ!急いでるから!
そう言って人混みの中へと颯爽と消えていった。