倫の実話怪談語り
続真夜中のドライブ
真夜中のドライブ 後編
Hは助手席の彼女に
「絶対横見るなや」
とだけ言って
車のスピードをあげた
どうにか女を振り落としたい
あたりは林
まっすぐのびる一本道
深夜2時。誰もいない
女は助手席まで来ている
白い服と長い髪の毛が
バサッ バタバタバタ
と窓に当り 音をたてる
青白い腕のようなものも見えた
彼女には怖がると思って何も言っていないが
流石に 恐怖を感じて
歯をガチガチと鳴らしている
女はもう
車のボンネットに手をかけている
あぁ もう駄目や
俺らどうなってしまうんや
と思った瞬間
前からライトをピカピカとつけた派手なデコトラが走ってきた
すれ違う瞬間
ぶわっ!
と女は飛んで
デコトラの後ろに張り付いた
スピードを落として走っていると
自動販売機があるところの前に車やトラックが数台とまっていたので
気持ちを落ち着けようと車をとめて外へ出た
すると 1人のおじさんが「兄ちゃん、今変なもん見んかったか」
と言ってきた
あのデコトラはどうなったんだろう
Hは助手席の彼女に
「絶対横見るなや」
とだけ言って
車のスピードをあげた
どうにか女を振り落としたい
あたりは林
まっすぐのびる一本道
深夜2時。誰もいない
女は助手席まで来ている
白い服と長い髪の毛が
バサッ バタバタバタ
と窓に当り 音をたてる
青白い腕のようなものも見えた
彼女には怖がると思って何も言っていないが
流石に 恐怖を感じて
歯をガチガチと鳴らしている
女はもう
車のボンネットに手をかけている
あぁ もう駄目や
俺らどうなってしまうんや
と思った瞬間
前からライトをピカピカとつけた派手なデコトラが走ってきた
すれ違う瞬間
ぶわっ!
と女は飛んで
デコトラの後ろに張り付いた
スピードを落として走っていると
自動販売機があるところの前に車やトラックが数台とまっていたので
気持ちを落ち着けようと車をとめて外へ出た
すると 1人のおじさんが「兄ちゃん、今変なもん見んかったか」
と言ってきた
あのデコトラはどうなったんだろう