君はまた僕を好きになる。
┗敦史side
一瞬…自分の耳を疑った…
今、聞こえてきた言葉は何かの間違いなのか…?
それとも…?
「優香…お前…今…俺の事…なんて…」
思わず
優香の肩を支えていた手にギュッと力が入る…
「な…なんて…言ったんだ…?今…なんて…?」
「あつし…イタ…イタイよ…」
顔を歪めながら言う優香の肩をパッと放した。
「ワルイ…つい…ごめんな…痛かったか…」
「うぅん…大丈夫…ちょっと…驚いただけ…」
「そうか…よかった…ごめんな…」
そう言って
高鳴る気持ちをいったん鎮めたくて
優香から離れ煙草に火をつけて吸い始めた。