君はまた僕を好きになる。
もう一度
顔を洗ってタオルで拭いて
リビングに向かった。
すると
テーブルの上には
あったかい湯気が立ち上る
ホワイトシチューとエビピラフにサラダなどの美味しそうな料理がテーブルの上に並べられていた。
「凄い…これ、全部敦史が作ったの…?」
「当たり前じゃないか。圧力鍋で作ればすぐに出来たぜ」
「凄い…ありがとう…」
「いいえ。どういたしまして。いつまでも突っ立ってないで、早く座れよ。
きょうは、お前が主役なんだからさ」
そう言う敦史は
さっきまでの敦史とは違う
いつもの憎らしくなる程の余裕な態度であたしを見つめる敦史に戻っていた。