君はまた僕を好きになる。

「どうして…ここに…?」

予想外の再会だったのか…戸惑いながら近づいてくる敦史


この数日間
敦史は、あたしの顔をまともに見ようともしなかった。


久しぶりに見た敦史の顔は、なんだか凄く疲れているように感じた。



「よっ。久しぶり、敦史。」

懐かしそうな瞳で敦史を見ている幸雄というこの人は

敦史にとって親しい存在なのか

敦史もまた、同じ瞳でその人を見ていた。
親しげに話す2人


「ここじゃなんだから、部屋の中に上がって、優香も…」


あれから、はじめて敦史はあたしの瞳を真っ直ぐ見つめた。



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