君はまた僕を好きになる。
「どうしてあたしを助けたの?」
ペペロンチーノを巻きつける手が止まった。
そして、チラッとあたしを見て
「さぁな…」
「なにそれ?また「さぁな」なの?
聞き飽きた。他に何か言うことないの?」
「なにが?」
「なにってー…可哀想だったからとか
人助けは普通だろうとかー…
他にも言いようがあるでしょう?」
「あぁ、そうか、そうだったね。
いや、可哀想と想ったからさ」
「感情こもってない」