君はまた僕を好きになる。
またそうやってはぐらかされた。
一番聞きたい事は
いつも教えてくれたい。
あたしが知っている彼は
無愛想で、気分屋で
ヘビースモーカーで
そしてー…
歌が上手いー…
「あのー…」
いつの間にか、若い女の子2人が、あたし達のテーブルに、正しくは、彼に近づいてきていた。
「あのー…」
頬を赤らめながらも聞く長い黒髪の女性。
「なんですか?」
さっきとは違った紳士みたいな笑顔で笑う彼