君はまた僕を好きになる。
「ヤッパリ…あっくんは大丈夫なんかじゃない…。無理なんだよ…あっくん…あたし達は…一緒にいちゃいけないんだよ…」
「優香…?」
「あっくん…自分でも気づいてるはずだよ。あの日の事が忘れられないって…
あたしなんか…もっとそう…忘れられない…忘れようとしても…何度も何度もあたしを追いかけてくるの…凄く…怖いんだ…」
「優香…」
「だけどね…あたしが一番怖くて耐えられないのは…あっくんが…あたしを見る目が変わってしまう事なんだ…」
「俺が…?どうして?変わるはずないじゃないか。」
「ううん。変わる。きっと変わるよ。いつかきっと…あたしを見る目が変わってしまう…
だって…あんなところ…見られたんだよ…あたし…あたし…それが一番耐えられなかった…
あんな姿…あっくんに見られたくなかったよ…ヤダヨ…」