君はまた僕を好きになる。

「優香──…」

「ごめんね…あっくん…ごめんね…」


大粒の涙をボロボロ零しながら、ニコッと笑うと優香は、クルッと俺に背を向けそして───



ドボン──……と冷たい海の中に姿を消した──…





ハッ!と息が止まった。


次の瞬間


「優香ぁ───!!!」



と叫びながら、気づいたら───…ドボン!───…と、海の中に飛び込んでいた───…




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