君はまた僕を好きになる。
┗優香side
トクン─トクン─トクン─と
鼓動が激しく波打つ───…
外に出かけようとしていたあたしは、財布がバックの中に入っていない事に気づき、部屋に財布を取りに行こうとして、偶然──敦史の話しを聞いてしまった───
嘘だ──
認めたくないよ──
そんな話し───
次第に呼吸が乱れ息がするのがやっとの状態
そして──激しい頭痛が襲いかかり、身動きできない──
頭が──割れるように痛いよ──…
「──そんな事が──…嘘だろう──…」
「これが嘘なら、どんなにいいかって…俺も…何度もそう思いました…
だが、事実なんです…」
2人は、あたしがここにいる事にまだ気づいていない…
足が次第にガクガクと震えてきた──立てるのがやっとだ──…
イタッ──!!
イタイ──よ──…あっ─くん──たす─け─て───…
次の瞬間、あたしは気を失い、目が覚めたら、ベットの上に寝かされていた──…
そして──あたしの隣りには、ずっとあたしの手を握りしめたまま、あたしを見つめる──あっくんがいた───…