君はまた僕を好きになる。
「何も、謝る事ないよ。幸雄さん、さっきまでいたけど、用事があるからって、帰っただけだよ。
何も、優香が責任感じる事じゃねぇ~よ」
そう言って、あたしの髪をグシャと撫で、
「お腹、空いてないか?もう夜の8時過ぎだぜ。」
「うそ…もう、そんなに時間たったの?」
「あぁ…よっぽど疲れてたんだな…けど、なんともなくて良かったよ。
廊下でお前が倒れてるの見た時、ホントびっくりしたんだからな。」
「ごめん…心配かけて…」
「そんなのいいって。気にするな。じゃあ、俺、何か作ってくるな。」
そう言うと、今度はあたしの頭グワシャグワシャと鷲掴みでボサボサにして、部屋を出て行った。