君はまた僕を好きになる。
優香が寝ている間
俺の心は尋常じゃないぐらい不安で押し潰されそうになっていた。
「敦史…敦史!」
「えっ?」
気づいたら
心配そうな顔で
幸雄さんが見つめてた。
「幸雄さん…俺、俺…」
「大丈夫だ…敦史──落ち着け─…」
「幸雄さん─…俺、どうしよう──…
優香が記憶取り戻していたら…俺──…
優香が──また、俺の元からいなくなってしまうようで…
また──…変な事を考えてしまうんじゃないかって──
凄く──…不安でたまらないんです──…」