君はまた僕を好きになる。

そして、年が明け

2010年となったある日の休日…

久しぶりに俺と優香は、ゆっくりと部屋の中で同じ時間を過ごしていた。


ここのところ

優香はずっとバイトが忙しく、部屋でゆっくりと過ごす時間が少なくなっていた。

俺は俺で、作詞に追われ、優香が作ってくれた年越し蕎は、デスクの上でパソコン画面とニラメッコしながら食べた。


「ごめんな、優香。
せっかく作ってくれたのに…」というと、優香は、笑いながら

「仕事だから仕方ないよ」と気にしないでと告げた。


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