君はまた僕を好きになる。
┗優香side
「愛してる──愛してる──優香──…」
そう何度も耳元で囁く、あっくんの甘い声を聞きながら
瞼を閉じたまま
あっくんの首に腕を回して
何度も口づけを交わした。
あっくんの甘い吐息に、身も心も奪われ、頭の中は空っぽで
もしも 全てが壊れてしまっても
それでもいいと思ってしまうぐらい
あっくんに抱かれたくて
あっくんの肌の温もりが欲しくて
愛されたくて──
愛を感じたくて
あたしは─
あたしは、もう──自分の心に、嘘がつけなくなっていたんだ─…
あっくんの
あったかくて、広い腕の中に、ずっと抱きしめてもらいたかった─…
あの、腕の中に
飛び込みたかったんだ─…