君はまた僕を好きになる。

顔にかかる
あっくんの甘い吐息
ベッドの軋む音

気づけば生まれたばかりの姿で


お互い抱き合い


求め合った──…



「優香…愛してる…愛してる…優香…」

あっくんの言葉に
涙がポロリと零れ落ちた──…



「愛してる…あたしも─…あたしも─…愛してる──…」



そう、あっくんの耳元で囁きながら


あたし達は


一つになった──…。





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