君はまた僕を好きになる。

なぁ──優香─…

お前─いったいどこにいるんだよ──…

ちゃんと─生きているんだろうなぁ──…

生きて──いるよなぁ──?


優香ぁ──…


俺を1人にして
どこに行っちまったんだよ──…?


俺がそんなに強い人間だと思ったのか?

お前無しで生きていける程


強い男とでも思ったのか─…?


なぁ─…優香──…

俺の──俺のそばに──…


ピンポーン♪



突然鳴り響いたチャイムの音


「───優香─…?」

俺はガバッと体を起こし玄関へ向かい、
僅かな期待と望みを願いながら、玄関のドアを開けた。

そこに立っていたのは──…




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