君はまた僕を好きになる。

2人、肩を並べて、恋人繋ぎで指を絡ませ合いながら

あたし達が住むアパート向かった。

あたし達の部屋まで、ずっと恋人繋ぎ。



途中、誰かに見られる可能性があるからと



彼は恋人繋ぎをやめない。





これも、契約の1つだー…




あたしが、彼に命を救われ、路頭に迷わないで暮らしていけるようになるまで、あたしの面倒を見るという彼との契約。


『恋人のフリをする』という、たった1つの条件の中の契約事項。





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