君はまた僕を好きになる。
「直人くんのお陰で、あたしは次第に笑う事ができた…
みんなの中に入って遊ぶ事はできなかったけど
気づいたら、直人くんの優しい笑顔があたしを見ててくれたから─…
だけど─…あたし…気づいてしまったんだ──…
直人くんは、あたしをただの妹みたいにしか思ってないって─…
直人くんが好きな女の子は、あたしじゃなくって──…
優香──…
あなただった─…」
「愛理──…」
「けど、それでもいいって思ってたの。
あのね、優香
あたし、あなたに憧れていたんだよ。」
「愛理──…」
優香の肩が静かに震えている──…