君はまた僕を好きになる。
不器用な…あいつなりのやり方で─…
直人は…精一杯
優香を愛し続けた─…
もしかしたら
それは
きっと─…
俺よりも…重く深い愛で─…。
そして─…きっと彼女も、不器用なりに…あいつを──直人を愛したのだろう─…
────「大丈夫?愛理─…。」
直人の墓の前で数日ぶりに会った愛理ちゃんと優香と俺は、ただ、ボーと直人の墓を眺めた…。
優香は…変わらず愛理ちゃんの部屋で暮らしている─…。
直人が死んで変わったものは…
心の中に悲しみが増えただけで──…
何も─…解決していなかったんだ─…。