君はまた僕を好きになる。

「あたしね、優香──…直人くんと一緒にいる事ができて

本当に幸せだったんだ─…。


はじめはね、一緒に暮らす事を受け入れてくれなかったんだ。

何度も断られてね


しまいには、「いい加減にしてくれよ!」って、怒鳴られてしまったの…



あの、メッタに怒らなかった直人くんがよ」




確かに…
直人は、穏やかな性格で、あいつが怒鳴るところなんて、見たことがなかった─…。




< 335 / 353 >

この作品をシェア

pagetop