君はまた僕を好きになる。

「うん…分かった」
と、素直に僕の言うことを聞いてシャワーを浴びにいく君の後ろ姿を


僕は何度
抱きしめたいと思ったか



君はまだ



何も気づいていない…。




それでいい…


このままでいい…




僕が君のそばにいられるなら



君が僕を忘れてしまってもいい…。





これでいいんだ…




そう何度も自分に言い聞かせた…



……そう決めた筈なのに


心の半分が


君を求めて僕を惑わすよ…。




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