君と愛を
ポンって音が鳴って、エレベーターの扉が開いた。
と同時に私の目に写ったものは、最高の景色。
「‥わぁぁぁああ!」
壁は全部ガラス張り。
景色が一望出来る。
私はたたっと走って、望遠鏡を覗いた。
ガッ。
ん?
望遠鏡を横に動かそうとしたけど、動かない。
あれれ?
壊れてる?
ガッ、ガッって動かそうとするけど、全然動かない。
すると、後ろからプッて吹き出す声が聞こえた。
「愛!それ100入れな動かへんよ!(笑)」
え‥?
パッと下を見ると、小さな縦長い穴と
100円
っていう文字。
うわっ
恥ずかしい‥(照)
「ちょっ!/// 早く言ってよー!」
「ごめーん」
って笑いながら言った。
チャリンと浩太が100円を入れると、やっと望遠鏡は左右上下に動いた。
「わー!すごい!すごい!」
「テンション上がりすぎ」
って
浩太が私をなだめるように、私の頭をスッと撫でた。
‥‥‥/////