君と愛を



「愛!下!見て!凄い綺麗よ」

お母さんがちっちゃい窓を指差した。


「んー‥」


キラキラ輝くまばゆい光達。


綺麗だけどぉー。


やば‥眠くなってきた。



「ねるっ。毛布!」

「はいはい。おやすみ。」


うとうとして、キーーーンという音がまだ耳に残ったまま



私は眠りについた‥‥‥‥‥



一一一一
一一一一一一一‥‥






『‥‥‥!‥い!‥きなさ‥!』



‥‥‥


『‥‥‥い!』



もぉ。うるっさいなぁ。



「あい!!」


びくっ


「‥‥ん‥ん‥おは‥‥」

目を無理矢理こじ開けると、お母さんが怒る。


「はやく起きなさい!」

「お父さんは‥?」

「先に行ったわよ。」

「ふーん‥‥」


のそのそ起き上がる。

立つと、立ちくらみがした。


「う‥‥きもじわるぃ」


だから飛行機は苦手。

変な気分になるから。



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