道のない甲子園
入部


すべての授業が終わりやっと部活の時間になった。



部室に入ろうとしたが
「今日、職員会議で監督が遅くなるらしい」
こんなことを耳にしたので、野球部がどんなものか拝見する事にした。


グランドから少し離れた場所から様子を伺うことにした。


「集合」
「「「「「「はいっ」」」」」」

散らばっていた部員は主将らしき人物の前に整列した。

「今日は前半監督がいらっしゃらないがいつものメニューをするように。
それと…。今日転校してきたばかりの、生徒が入部すると監督が言っていたんだが…。
居ないのか?」

「あぁ。それでアイツ…」

「真柴どうした?」



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