道のない甲子園
喉の奥が熱くなり、苦しくなった。
「有名か………。
蓮は…もう、いないんだな…」
監督はお兄ちゃんの知り合い…!?!?
「どうっ、し…て…?」
「俺はこいつとバッテリーを組んでた」
今野章介…。
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『…こいつは俺の女房のショウスケ。
それに4番でキャプテンなんだぞ』
「…にょうぼう?」
『バッテリーを組んでて、すごく信頼してるやつの事だよ』
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監督がショウスケさんだったんだ…。
「どうしてだ…?うみ…」
監督は全てをわかっていて、俺に…私に尋ねた。
私たちは…ただ一点を見つめていた。