いちばんの星


あなたを…愛しているから…



「もう…疲れたんです…」


だから私は…



「こんな辛い思いまでして、私はあなたの側にいたくないッ!!」



ガシャーンッ



ヴェルヌがテーブルに置いてあったグラスを床に投げつけた。



あまりの事に、ミュリエルの体はカタカタと震えた。



ヴェルヌはつかつかとミュリエルに近づくと、強引に腕を掴むと嫌がるミュリエルに無理やり口づけをした。



「んっ……いっ、や…」



ミュリエルは必死に抵抗したが華奢なミュリエルが男の力にかなうわけもなくヴェルヌにされるがままになっていた。



ヴェルヌはそのまま床にミュリエルを押し倒すと、強引に服のボタンを引きちぎり、胸に顔をうずめた。



(いやっ…)



その時、ミュリエルの脳裏に過去の出来事が鮮明に思い出された。
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