Feather of the Music
1.赤き眼の龍騎銃 Giant Snake
眼の色が深い赤に染まり
炎の龍が空を舞う
風を引き裂き
全てを焼き尽くす
-赤き眼の龍騎銃 Giant Snake-
Side-Takayuki...
いつもと変わらぬ音楽室
いつもと変わらぬ雰囲気
俺、山口貴之は吹奏楽部に所属している。そして部長で打楽器のパートリーダーだ。
打楽器は1年3人と俺。
俺はいつものように打楽器で他の教室へ移り、基礎練をやり、その後に後輩は自販へジュースを買いに行ったので、俺は一人先に音楽室へと戻った。
俺は先に曲の練習をしようと音楽室へ足を踏み入れた。その途端、目の先に移った景色が赤く染まった。火事なのかと一瞬思った。だが、全く熱くない。火事ではないようだ。
ふと空を見ると、何か大きいものが飛んでいる。動いているもは分かるが、色が同化していて何がいるのはよく分からない。
突然、その何かが俺の方へと向かってきた。とりあえず音楽室を出ようと、振り返ったが、ドアがない。赤い廊下が続いていた。俺はどこからも出られなくなった。
逃げようとしても逃げられなかった。とにかくその動いている正体をよくみようと前を向いた。その瞬間、俺は暗闇へと堕ちていった-