奉公〜咆哮1番外編〜
それに明日は午後1時にラマネリ大使館へ集合して打ち合せの予定だ。朝はゆっくり寝ていられる。
「里美、そういう事でどうだ?」
栗原に気付かれないように里美へ目配せする。彼女は顔を一瞬輝かせたが、すぐ真顔に立て直して仕方なさそうに承諾した。
「解りました。後1日頑張ればいいんでしょ」
∴◇∴◇∴◇∴
あの後栗原をなんとかまいて、やっとあり付けた久し振りのお泊まりだ。
宿もすぐ見つかり、俺は準備万端でベッドに寝転んでいる。今日のオペレーションでかなり気は遣ったが、体力は殆んど消耗していない。
ぐうの音も出ない位に里美を可愛がってやるとするか。
余裕でタバコを吹かしていると、軽い足取りでバスローブに着替えた里美が戻って来た。
「もう! 淳ったら、身体で払おうって事ねっ? じゃあたっぷり頑張って貰わなきゃ!」
その威勢のいい言葉とは裏腹に、潤み切った里美の眼が俺を見つめる。
た、たまらん。
「端からそのつもりだよ。今夜は寝かさないから覚悟しとけよ?」
先にベッドでスタンバイしている俺の横に、バスローブ姿の里美が滑り込む。
「電気は消してね?」
「見られるの、好きなんだろう?」
「久し振りだから恥ずかしいのっ! 女心が解って無いわねっ!」
里美がヘッドパネルの調光ダイヤルを回すと、辺りはぼんやりとほの暗い間接照明だけになった。
「ああっ! 淳ったら、もうこんなになってる。ふふふ」
長い夜になりそうだ。
∴◇∴◇∴◇∴
「淳っ! 淳ってば! ……もう、全然クチ程に無いんだからっ。
眠るのは少しだけじゃなかったのっ?
……んもうっ、知らないっ!」
里美は諦め、俺に背を向け寝てしまった。ご存知の通り、アフタースリープ程心地良い物は無い。加えて俺の神経疲れも相当の物だったようで、少しだけのつもりが一晩中寝てしまったのは致し方ない事だった。
「里美、そういう事でどうだ?」
栗原に気付かれないように里美へ目配せする。彼女は顔を一瞬輝かせたが、すぐ真顔に立て直して仕方なさそうに承諾した。
「解りました。後1日頑張ればいいんでしょ」
∴◇∴◇∴◇∴
あの後栗原をなんとかまいて、やっとあり付けた久し振りのお泊まりだ。
宿もすぐ見つかり、俺は準備万端でベッドに寝転んでいる。今日のオペレーションでかなり気は遣ったが、体力は殆んど消耗していない。
ぐうの音も出ない位に里美を可愛がってやるとするか。
余裕でタバコを吹かしていると、軽い足取りでバスローブに着替えた里美が戻って来た。
「もう! 淳ったら、身体で払おうって事ねっ? じゃあたっぷり頑張って貰わなきゃ!」
その威勢のいい言葉とは裏腹に、潤み切った里美の眼が俺を見つめる。
た、たまらん。
「端からそのつもりだよ。今夜は寝かさないから覚悟しとけよ?」
先にベッドでスタンバイしている俺の横に、バスローブ姿の里美が滑り込む。
「電気は消してね?」
「見られるの、好きなんだろう?」
「久し振りだから恥ずかしいのっ! 女心が解って無いわねっ!」
里美がヘッドパネルの調光ダイヤルを回すと、辺りはぼんやりとほの暗い間接照明だけになった。
「ああっ! 淳ったら、もうこんなになってる。ふふふ」
長い夜になりそうだ。
∴◇∴◇∴◇∴
「淳っ! 淳ってば! ……もう、全然クチ程に無いんだからっ。
眠るのは少しだけじゃなかったのっ?
……んもうっ、知らないっ!」
里美は諦め、俺に背を向け寝てしまった。ご存知の通り、アフタースリープ程心地良い物は無い。加えて俺の神経疲れも相当の物だったようで、少しだけのつもりが一晩中寝てしまったのは致し方ない事だった。