SWEET PAIN ~先生がスキ~

♯021

あれから   



結局ほぼ一睡もできなかった。



というか少しは眠れてるのかもしれないけど




全く寝た気がしない。




本来疲れを取るために寝るのに、なんだか余計に疲れてしまった感じさえする。





私はベッドに横たわったまま 枕元の携帯電話に手を伸ばしサイドボタンを押す。




夜中中、何度繰り返してきたことか。





やっとAM5:15か・・・・・





配られたスケジュール表ではAM6:30起床となっていたものの



待ちきれなくてAM5:20 



早めに起きることにした。






繭香を起こさないように静かに部屋のドアを閉めると



階段下の水道へ。




6つあるうちの最左端蛇口のまえにかがむと



眠れなくて力のない顔に 思いっきり冷たい水をふりかけた。







うわ・・・  



ビシャビシャになっちゃった・・・







そのとき!!!


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