逆はーれむ!【修正中】
私は、戸惑いながらも部屋の扉を
開ける。
「ただいま、叔母さん。叔父さん。」
いつも通りに。いつも通りに。
「お、おぉ!おかえり沙良」
「おかえりなさい。沙良ちゃん」
「沙良ちゃん。聞いてくれ」
叔父さんはすぐに話を切り出して、
「はい」
どうせ、言うことは分かってる。
「明日から、君は五十嵐さんと言う人の家に預かってもらうことになったんだ」
「はい」
「地図を渡しておくから、今晩のうちに荷物をまとめて五十嵐家に行ってね」
「はい。じゃあ、荷物をまとめてきます」
部屋を出て、
私は階段を静かに上っていった。
下の階にも聞こえる位、勢いよく
扉を閉めた。
そしたら急に悲しくなって
なぜか涙が出てきた。
「っ・・・ふ・・・・」
私は泣きながら荷物をまとめた。