逆はーれむ!【修正中】


「まぁ、俺は天才やから、しゃーないわ」


と、蔵谷先輩。

「でた。いおの自分天才発言」

「・・・出たって?」

「ちっさいときからずっとや。ほんま、ナルやなぁ」

「ちゃうし。ほんまのことやから」

まぁ、嘘ではないと思うけど。

室本君いわく、数学者の期待の星
らしいしね。

「そうそう」

・・・でも、人の心の中を読むのは
やめてほしい。

何で、読めるの・・・・?

「人の顔を見て、それを解析していったら、簡単に人の心は読めるんや。まず、解析するいうんは・・・・「ストップストップ!!!」って何やねん、大悟」

「いおに数学について語らせたら何時間つまらん話聞かされるか・・・」

へぇ・・・。

「つまんないゆうな!」

「せやかて、ちっさいときからわけの分からん方程式やら、理論やら聞かされてうんざりやわ!」

「っていうか、今さっき蔵谷先輩軽くすごい発言したよね・・・」

“簡単に人の心は読めるんや”

って。

「そんなことゆうたかて、簡単なもんは簡単やから」

なにその、こんな文字読むのなんて簡単
だぜ☆的な発言・・・!!

「そんなつっこみ予測してなかったわー。さすが、沙良ちゃん」

「ええっ!?」

「えっ!?沙良なんか言うたん?」

「あほーお前に言うか!な?沙良ちゃん」

「え!?・・・あ、はい」

「肯定スンナーーーー!!」

こんな会話をずっと
見学していた充お兄ちゃんは

(仲がいいですねぇ)

とか、考えていたそうな・・・。


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