逆はーれむ!【修正中】
「あっ、そうやそうや。もういっこ言い忘れ」
何だろう・・・?
「その、別荘に行くときに、一人まで付き添いがついてこれるねん。」
「ほう。」
「誰でも好きなやつ一人連れてきぃ」
・・・。
誰連れて行こうかな・・・?
・・・って言うか、私の周り
男ばっかじゃん!?
絵里とか紀子くらいしか女の子
いないし・・・
いっそのこと、
「男連れて行ったらいっか。って?」
「・・・蔵谷先輩?」
「あー・・・すまん」
「人の心読むのはいいですけど、口に出さないでもらえますか?」
さすがの私でも、そろそろ
堪忍袋の緒が切れそうです。
「ごめんなさい」
いくら謝っても、さっき私の
心、合計9回読みましたよね?
「う・・・」
プライバシーの侵害で訴えても
いいんですよ?
「う・・・・」
それでもまだ、
口に出すんですか?
「出しません。ごめんなさい」
「いいですよ。分かってくだされば」
「沙良ちゃん・・・怖い。大悟助けて」
「いや、俺、何言っとるかさっぱり分からんかったから助けようがないわ」
まぁ、そりゃ大悟君は
普通の人だからね。
蔵谷先輩とは違って!
「・・・・・ひどい」
「?」