★秘密のイケメン執事さま。★甘い誘惑と罠
「遠くに行けるといいですね」


そう言ってタロちゃんは、私の手に自分の指を絡めた。



え?


私の胸が再び高鳴りはじめる。



手、つないでくれた。


前は私がつないでって言わないとなかなか繋いでくれなかったのに。



タロちゃんも、私と同じように、手をつなぎたいって思ってくれたってこと?


嬉しい。



うれしいよ、タロちゃん。


本当に・・・大好き。




着いた場所は大きな森林公園だった。

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