★秘密のイケメン執事さま。★甘い誘惑と罠
「次はどこへ行きましょうか?」

「え?あ・・・えーと、次は・・・」



私達は、何事もなかったかのようにワイワイ話ながら、大通りを歩いていった。


でも私の頭の中では、ペコットさんの言葉が、ぐるぐる渦を巻いて、心から楽しい気分にはなれなかった。


邪魔って何?

どういうこと?

何でペコットさんにそんな命令が?



あれから何度かチャンスをうかがって、ペコットさんに聞こうとしたが、


私が質問しようとすると目をそらすか、鼻歌を歌いはじめる。


怪しいよ。


怪しすぎるよ。


めちゃくちゃ、不自然だし!!


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