★秘密のイケメン執事さま。★甘い誘惑と罠
「すみません、私、ちょっとトイレに」

ペコットさんは、そう言うと、席を立って店の奥にあるトイレに向かった。


トイレに入ったところを見届けると、タロちゃんが私の手を引き立ち上がった。



「行きましょう」

「え?」


タロちゃんは伝票の下にお札とメモを置き、そのまま、ずんずん店を出て、歩き続ける。


ええーーーー!???
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