★秘密のイケメン執事さま。★甘い誘惑と罠
2人っきりのデート
「バス乗り場って近くにありますか?」


タロちゃんは真っ白な息をはきながら、隣で微笑んでいる。


ぐっは~!


だめ。


かっこよすぎて、めまいがする。



タロちゃんの周りだけ、キラキラ輝いて見えちゃうよ。


「バスターミナルなら、ここからすぐのとこにあるけど」


「案内してください」



「うん」


タロちゃんとこうやって2人で腕を組んで歩くのなんて、本当久しぶりだよ。


嬉しい。



つかまる腕からタロちゃんの温もりが伝わってくる。



あったかいよ。

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