★秘密のイケメン執事さま。★甘い誘惑と罠
少し歩くと、ガラス張りの大きなバスターミナルが見えてきた。



歩きながら、ガラスに映った自分とタロちゃんを見ると、何だかうれしくなってくる。



あぁ、ちゃんと恋人っぽいよ。



周りから見てもそうなのかな?



「ミツキ様、小さいですね」



タロちゃんはガラスにうつった私に笑いかけてくれる。


「タロちゃんが大きいんだよ」


私、ブーツ履いてるのに全然身長差あるもん。



「ミツキ様・・・」


「ん?」


「いえ・・・」



タロちゃん・・・・どうしたの?


何でそんな顔してるの?



何か話したいことが・・・あるの?


タロちゃんは、そのまま何も言わずに歩き続ける。


さっきのペコちゃんのこともあるし・・・・なんか・・やだ・・・・。


やだよ・・・。


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