小さなチワワの大きな秘密
交差せよ、考察
「映依、ご飯食べない?私のグループ来なよ」
「あ、ありがとう!」
私は麻耶の誘いを受けて、既に麻耶を入れた4人が座る固まりへと入っていった。
「三崎です。宜しくお願いします」
「映依ちゃんだっけ、ね?私、梨沙だよ」
「宜しくね、私は武原七海です」
「私、相崎千洋。千洋って呼んでね」
三人が何の違和感も無く私に挨拶をしてくれた。
(う…嬉しい)
「うん、ありがとう」
全員楽しそうに頷いて「じゃあ食べようか」と言うと、弁当を広げる。
私はそれに着いて行くように弁当を開くと、四人の楽しく明るい話の内容を何とか理解して、楽しい時間を過ごした。
6時間目はHRだった。
「映依可哀想だなぁ」
麻耶の言葉に私が顔を上げると、先生の配っていたプリントが目の前にあった。
「どうして?」
私はそれを受け取って、聞いてみた。
(知りたいってことは、悪いことじゃあない筈)