【完結】─続─泣き虫姫のご主人様






 * * *



 これで稚尋のマンションに来たのは二回目だ。




 そっとインターフォンに手をのばす。








 そして






 引っ込めた。














 そっと胸に手を当てて、気持ちを落ち着かせる。




 なっ……なんだ?





 胸がドキドキする






 今までこんな事、そんなになかったのに。






 ただインターフォンを押すだけなのに。








 変なの………。








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